調理師に限らず多くの職種でパートタイマーは活躍しています。そして、多くのパートタイマーが扶養の範囲内での働き方を選んでいます。ここで扶養の範囲内というのを整理しますと、所得税における範囲と社会保険における範囲の2種類があります。
所得税における範囲ですが、年収103万円が所得税の扶養控除限度額です。103万円未満だと所得税も社会保険料もかからずすべて手取りにすることができます。奥さんがパートで103万未満だと旦那さんは所得による制限はありますが配偶者控除が受けられます。
社会保険における範囲ですが、雇用先の従業員が500人以下かそうでない場合など細かい分け方がありますが、大まかにいうと週20時間未満の労働または月収8.8万円以内であれば社会保険においても扶養に入れます。
扶養内で働ける調理師
扶養内で働ける調理師の求人は少なくありません。フルタイムやフルタイムに近い勤務時間のところだと週に働く日数を2日から3日に設定し週20時間を超えないようなシフトを組む工夫がされています。また就業日の日数が多くても1日あたりの就業時間を短く設定して範囲内になるよう工夫しているところもあります。いずれにせよ週20時間を目安にシフトが上手に組まれています。
ここで、気をつけなければならないのが収入面です。週20時間、月80時間として、時給が1,100円だと月収8.8万円になってしまいます。管理部門のあるしっかりとした企業であれば扶養範囲内の管理を行ってくれますが、個人経営のお店などは労働者本人で管理を任されるところも少なくありません。12月になってからもう全然働けませんなんてことにならないよう注意が必要です。
派遣される場合の注意点
近年、パートタイマーであっても直接雇用ではなく派遣で働くことも少なくなってきています。派遣の仕組み上、雇用関係にあるのは派遣会社ですので扶養内でのボーダーがどうなっているのかは派遣会社とのやり取りになります。
派遣の個別契約において扶養の範囲内での就業条件にて契約になっているはずですが、派遣先で契約を完璧に順守できるとは限りません。たとえば、繁忙期に派遣先から直接頼まれ扶養範囲を超える就業をしてしまうということがおきかねません。安易に派遣先の要望を受けたばかりに税制上の優遇が受けられなくなったり社会保険も自らかけなければならなくなったりします。派遣先と派遣元両方と連絡を密に取り特に重要な決め事は派遣元にしっかり相談するようにしましょう。